THE GAME MUST GO ON
栗原亜也子+ヨム・ソジン

The Game Must Go On: Ayako Kurihara + Sojin Yeom


会場:HRDファインアート
会期:2018年6月9日〜8月18日(会期中金・土曜日のみオープン/その他の曜日は要アポイント)
時間:11:00〜18:00

オープニングレセプション:2018年6月9日(土) 17:00〜
(レセプションに先立ち15:00〜16:30に栗原亜也子による公開制作あり)

栗原亜也子によるオセロペインティング・ワークショップ:2018年7月7日(土) 13:00〜
ワークショップのフライヤー
展覧会概要

HRDファインアートでは6月から8月にかけて、「The Game Must Go On」と題して、栗原亜也子とヨム・ソジンの日韓作家2人展を開催いたします。

栗原亜也子もヨム・ソジンもともに、ジャンルや素材の壁にとらわれることなく、絵画や映像、インスタレーションといった多様な表現メディアを自由に横断しながら作品制作を続けている作家です。

栗原は、ボードゲームのひとつである「オセロゲーム」のルールに則して、グリッドのマス目の中にスタンピングやドロッピングの手法で2つの色を交互に積み重ねていくことによって画面を構築していく作品シリーズ「Mind Games」に継続的に取り組んでいます。観客参加によるパフォーマンスや映像も取り入れながら、世界や社会の持つゲーム性やルール性、そしてそれらに対する問いかけが重層的に暗示されています。本展では、会場内でライブペインティングのパフォーマンスも行い、インスタレーションが会期を通じて刻々と変化し続けます。

ヨム・ソジンは、デジタル化し、インターネットが大きな影響力を持つようになった現代社会における新たな人間関係や人間性の在り方についての探究を続けています。ネットというバーチャル空間で、私たちはまるでロールプレイングゲームのキャラクターのように、仮想の役割を演じることを強いられ(あるいは自らすすんで演じて)います。ヨムの作品制作は、そうした仮想と現実の間のバランスを見出す作業のようにも見えます。本展では、「世界の実験場」「人工国家」とも呼ばれるIT先進国シンガポールを訪れた作家が、現地で得た印象をもとに制作した作品シリーズを展示します。

The game must go on. ゲームは続く。私たちは人生という終わりなきゲームに興じながら、何を勝ち取り、何を失っているのでしょうか。真摯さのなかに独特のユーモア感覚も垣間見せる栗原亜也子とヨム・ソジンの2人の作品は、改めてこの根源的な問いと向き合う機会を私たちに提示してくれます。

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企画協力:鞍馬口アートインスティテュート(KAIK)
映像機材協力:林ケイタ
画材協力:福西和紙本舗
展示作品・参考作品

栗原亜也子
"Mind Games - I am Here. - 20180303-20180318" | インスタレーション(公開制作風景) | 2018年
(Photo by Yasuyuki Kasagi)

栗原亜也子
"Mind Games 20180117-20180204" | アクリル/キャンバス | 162×130cm | 2018年

ヨム・ソジン
"Singapore" | 映像作品 | 3分36秒 | 2016年

ヨム・ソジン
"The Newspaper from a City 1" | インク/新聞紙 | 39×55cm | 2015年
展示風景
ワークショップの様子と関連展示(大阪教育大学にて)
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