キム・ユンソプ 個展 Types of Caps 〜 いろいろなぼうし
Yunseob Kim: Types of Caps
*本展は開催延期となりました
会場:HRDファインアート
会期:2020年3月7日〜4月11日
時間:11:00〜19:00
休廊:日〜水曜日
共同企画:
Space O'NewWall
(ソウル)
オープニングレセプション:2020年3月7日(土) 17:00〜
*レセプションでは韓国・清州の「交響楽団《想像》」を主宰する音楽家ユ・ヨンソン氏による韓国伝統楽器の演奏パフォーマンス《Real Dialogue》も行われます
プレスリリース(PDF/1.7MB)
展覧会概要
HRDファインアートでは、韓国人美術作家キム・ユンソプの個展「Types of Caps いろいろなぼうし」を開催いたします。本展は、韓国国内で数多くの個展を開催し、また各地のアーティスト・イン・レジデンスのプログラムにも多数参加している作家の、海外初個展となります。
キム・ユンソプは韓国中部の都市チョンジュ(清州)出身。大学では漫画学科で学びましたが、アーティストとしては一貫して絵画やドローイングを中心とした制作・発表を行っています。近年は、西洋近代美術の巨匠たちを写した白黒写真の画像をベースに、想像で色彩を補って油彩画に描く「Old School」シリーズや、室内風景をパーツ的に描いた複数のキャンバスの配置により古いビリヤード場の空間そのものを再現する絵画インスタレーションなど、描かれるイメージと表現、そして言葉の関係性にまつわる問いに真摯に向き合いながら、幅広い制作を精力的に展開しています。
本展「Types of Caps」では、社会的な立場や地位、嗜好、職業などを表象するものとしての多種多様な「Cap(帽子)」を、同じように多種多様な形態と機能を備えた「絵画」のメタファーとすることで、重層的な構造を持つ絵画世界が展示されます。そこには、ドローイングと絵画、東洋文化・美術と西洋文化・美術など、アジアの現代美術作家であれば誰しもが直面する根本的な二項対立のテーマも絡み合い、厚みと揺らぎのある表現となって結実しています。
「絵画」に魅了され、「絵画」に戦いを挑み続けるキム・ユンソプの、独特なユーモア感覚にも彩られた作品世界をぜひご覧ください。
展示作品(一部)
"Types of Caps - Gilgamesh Frame"(部分) | 油彩/キャンバス | 235x320cm | 2020年
"Types of Caps - Lion and Palm Tree"(部分) | 油彩/キャンバス | 224x147cm | 2020年
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