PROJECT VOL.1
山岡敏明「GUTIC STUDY」
期間:2010年5月15日〜6月13日


「グチック」とは山岡が考案した想像上の物体(生命体?)であり、流動的で不定形な姿で地中や建物の内部など人間の目に見えないところに潜んでいます。視覚・聴覚・触覚など私たちの知覚の届かないところにこそ世界の本質が存在している。そんな可能性を提示しようとするのがGUTIC STUDYと題された山岡による一連の発表です。
DEMADO PROJECTではstudio90(京都・久世)での個展「GUTIC STUDY」(2010年5月8日〜6月13日)と連動し、山岡敏明の「グチック」ドローイングを展示しました。studio90での大規模なインスタレーションからグチックの広大な存在を演繹し、私たちを取り巻く世界の不確実性に思いを巡らす機会を与えます。

「我々は、眼前のごく限られた情景さえも真につぶさには捉えておらず、視界の外側にある大部分に至っては、ひどく大雑把な捏造、妄想のもとに世界を構築しながら生きている。 だとすれば、眼前に、または壁の向こうに、黒い何かがあると感じられる瞬間、少なくとも天井裏の排気ダクトより切実に、我々の世界にグチックが存在したといえるのではないだろうか」 (山岡敏明ウェブサイトより)
http://www.gutic.com/artwork/gu2010/index.html




Copyright (C) 2009 HRD Fine Art. All Rights Reserved.
No reproduction or republication without written permission.