ホン・ジョンピョ個展
SUPER-DUPER SURVEILLANCE SYSTEM

会期:2009年11月22日〜27日
会場:Art Space The Corner(ソウル)
展覧会概要

サメのイメージは私たちの中に様々な感覚を呼び起こします。実際にサメに襲われたことはなくても、サメの姿を目にし、同じ水の中で泳ぐこと想像しただけで、恐怖にとらわれ、不安にかられます。と同時に、サメはある美しさも備えています。水中での生活に完全に適応したボディには、素早く泳ぎ獲物を捕らえるために不要な部分も不足している部分もありません。一言で言えば、究極の捕食動物なのです。私たちは完全無欠・全能の海の王としてのサメに畏敬の念を抱きます。

ホン・ジョンピョもまた、こうしたサメの二面性に惹かれる一人です。彼にとってサメは戦闘機に似ています。すさまじく危険で恐ろしい存在でありながら、美しいデザインのフォルムを持ち、素晴らしく効果的な破壊力を発揮する。多くの男性は、戦闘機もサメも、同じように好きなのではないでしょうか。

「Super-duper Surveillance System」(至高の監視システム)と題したこの短期間の展示では、サメをかたどったホン・ジョンピョの立体作品を、三清洞(サムチョンドン)のファッショナブルな通りに面したArt Space The Cornerのスペースに展示します。街路を眺めわたし、道行く人々の安全な通行を監視するかのように君臨するサメの存在は、パワーと権威の象徴として提示されます。その恐怖感に満ちた、しかし美しい姿は、周囲の景観をがらりと変化させると同時に、常に何らかの監視下にある現代の都市生活について新たな思いを抱かせる契機となるでしょう。

この展示はVoid Gallery Initiativeによる展示プログラム「In the Hotel」の一部をなすプロジェクトです。

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Art Space The Corner
5-2 Jaedong, Jungro-gu, Seoul
voidgallery@live.com
展示風景

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